なんだかとても遅いし、音が騒がしい。
"このフェリーなんか遅いんだけど大丈夫?"
と船長に聞いた。
そしたら船長が、
"う〜ん、分からない。けど、
このフェリーはね、沈むまで使い続けるんだよ。"と言う...
"なんだって.....!?
じゃあ、全部沈むの?"
"うん、そうだよ。フェリーの命が終わるときにね。
乗せてる車とかもね...."
まぁそんな船長さん、操縦席の中まで案内してくれました。
20分で着く事もできる距離を、その日は、5時間以上かけて進んだのでした。
打ち合わせにも、仕事にも遅れるけれども、ゆっくり行こう。