2013/01/04

1月4日の北日本新聞にヨガの記事が掲載されています。

1月4日の北日本新聞にヨガの記事が掲載されています。

私はヨガ哲学の話を担当したのですが、
ヨガをはじめる初心者向けの方々に簡単にとても分かりやすく編集者の方がまとめてくださいました。新聞社の方と2時間楽しく話しました。杉林さんの美しいアーサナが隣に記事が載っていますよ。

ヨガ哲学って、5年や10年で分かるものじゃないのですが、年月もそう関係がある訳でなく、経験が何より大切です。

ヨガ哲学の記事にちなんで、
今日はアルバート・アインシュタインの言葉を1つ。

「生命の神秘への洞察が宗教を生んできたのです。

普段の我々の能力では、その最も素朴な形しか理解できない最高の知恵、最も輝かしい美しさがその姿を現した時、普段の我々には入り込めない真の存在を知るのです。

この知識と感動が真の宗教の中心にあるものなのです。」

私たちのように生きている生物に意識があるように、細胞も生きていてそして役割がある。その細胞数は1人の人間に約60兆個あり、
しかも、元をたどると1つの細胞である受精卵から細胞分裂が始まった。
これだけ聞いても、
私たち人間を含むすべての生物1つ1つの始まりが、
まるで宇宙の成り立ちみたいな始まり方でしょう?
お母さんになったことがある女性ならその神秘はより身近に感じるのではないでしょうか?

宇宙は何もないところからはじまりました。
宇宙の始まりは物質ではないことは明らかでしょう?
科学では宇宙の始まりは電子と言われているけれど、では電子はどのようにはじまったのか?
何かのForceが加わらないと何も始まらない。
ではそのエネルギー(力)はどこから生まれたのか。
私たちの伝統文化を見るとその謎は解けていく。
なぜなら、今でも古い文書に残っているから。(ヨガで言うとバガヴァットギータやヴェーダとか。日本で言うと古文書。)けれども、読み間違いはしないでほしい。読み間違いや解釈を自分なりにすると変人になるからね。

「 そんなこと興味ないからいい 」「 別に自分の生活に関係ない 」と思っていても、もし知ると、自分の起源を知ることにもなるし、それは自分の存在意義(今の社会での言葉だと、自分の生まれた目的とか)を自然に知ることにもなる。"自然"にね。
それによって、物事の見方が変化したり、毎日の生活の仕方が変わったり。
その1つの方法がヨガです。
ポーズだけしていても何か物足りない方は、もう少し深く学ぶといい。
いつも何気ないところに答えがあるのに気づかないのはもったいないから。

科学者が研究を続けて行き着くところは、"何かがある"ということ。
そこに、もし行き着かないのであれば、いつも見えるものばかり追っているということ。
行き着いたら行き着いたで、現代科学では解明されない、証明を物質ではすることが出来ない、もちろん言葉では表すことが出来ないことに気づく。

物理学者、David Bohmはこのように述べています。デイビッドはアインシュタインと研究をしていたこともある学者です。物理学、特に量子力学や相対性理論において数々の顕著な業績を挙げました。
「私が思うには、
存在というのは、科学の理論で説明できる限界をはるかに超えて、
いわば、広がっているのです。
私たちの知っている時空は、いわば存在の一部なのです。
ですから、隠れた秩序というものがあると思います。

科学者が知っているのは、すべて、表に出た秩序なのです。

むろんその現れ方に、どういう法則があるかを、一定の範囲に限れば、知ることができます。しかし、それはすべて、隠れた秩序から出てくるものなので、『始まり』が、どうであったかを問うことは無意味なのです。たとえば、テレビ番組をストーリーの途中から見始めて、前がどうであったのか尋ねるようなものですね。ともかく、表に現れた秩序は目に見えますが、もっと深く理解するためには、それがどこから展開されているのかを、理解しなくてはなりません。科学を超えた存在の領域があるのです。科学者は、もはや宗教的な問題に踏み込んでいると思います。」

何か1つのことを1生を通して学ぶものは様々なものがありますね。
例えば日本には、茶道や武道、華道などがあります。
これらは伝統を受け継いでいるヨガ派と同じことです。

物理学者Davidの言葉をかりると、
一見、お茶、お花や武術を楽しむものに見える古い日本の伝統は、
そして、毎日の生活の中のすべての事柄は隠れた秩序からできているものなのです。

すべての道は1つにつながっている。

次回はまた続きを話そうかと思います。
今年も楽しくヨガをして、そして深さを持ってヨガを学んでいきましょう。

2013年4月26日〜30日:バリ島ヨガリトリート、天空の寺院へ
2013年5月からは富山でのワークショップ、基礎クラス、ヨガティーチャートレーニングがはじまります。
お問い合わせはホームページから。

Yogalifescience.com